カブトなブログ

国産カブトの幼虫飼育にチャレンジしています、さて来年の夏は・・・

春から成虫までの飼育

春からは幼虫の変容が著しいです、概略次のような経過があります。

4月頃から幼虫が活動始める(宮城県では4月中頃)
5月ごろから蛹室を作り始める
前蛹 2週間〜3週間
蛹 2週間〜4週間
羽化後休眠 2週間〜4週間
成虫が外に出で来るのは、室外飼育の場合、梅雨明け7月中旬以降が一般的、室内飼育は一ヶ月ぐらい早くなります。

4月末までに蛹化準備を行こない、これ以降はマットをいじらない方がよい。蛹化する際、幼虫は蛹室を作るための場所を探します。この時期にマットの上に出て来る場合は、下の方に固い部分を作ってあげましょう。幼虫は、卵のように縦長の空間を作り糞や体液を放出し蛹室をつくります、このとき固い部分がないと、たくさんの体液を放出するので、体や角が小さくなる可能性があります。
蛹室作った後は、幼虫にはできるだけ振動を与えない方がよい、蛹室が壊れたり崩れたり、羽化不全の確率が高くなります。羽化したては動きません、1週間〜10日はそっとしておいた方が良い、エサも食べませんが、しばらくすれば、食べはじめます。普通はオスから羽化が始まります、あまり早い時期の羽化は短命になりやすいそうです。

「蛹化準備」
・蛹室用マットの準備
マット下1/3(約10cm)にリサイクルマット(水分少なめ)または黒土を硬く敷き詰める。
マット中1/3に通常マットとリサイクルマットまたは黒土を混ぜあわせやや硬めに敷き詰める
マット上1/3に通常マットを敷き詰める

・♂♀はケースを分けて飼育します
カブトは成虫になるとすぐに交尾を開始します、長生きさせたい場合や産卵時期の調整をしたい時等によいです。

※前蛹・蛹は孵化する時と同じぐらいのとてもデリケートな時期です、蛹化準備が済んだら後は成虫になるまで何もしない方がベストです。観察したい場合は、数匹だけベットボトルなどに入れて行った方がいいと思います。

人工蛹室

最初にお断わりしておきます。人工蛹室は作らないで、自然のままが一番です、またこれを作ってしまうと、観察したくなるもので、生きているかどうか突付いて見たもくなります。個人的には、どうしても必要な場合を除き作らない方がいいと思っています。

蛹室を壊してしまったり、マットの上で蛹になってしまった場合は、羽化不全になる可能性があるので、人工蛹室を作成した方が安全です。一度蛹室を作った幼虫が再び蛹室を作るには、再び体液を放出しなければならず、幼虫が痩せてしまいます。前蛹・蛹になった幼虫は再び蛹室をつくることは出来ないそうです、また蛹には直接触らない方がいいようです。

人工蛹室はマットを固めて穴を掘り板等でフタをする方法や観察用にペットボトルやコーヒーの空き瓶などに入れて行う方法などがあります、大きさは、直径はトイレットペーパーの芯(4cm)程度、高さは10cm程度、マットの穴が崩れない適度な湿り気がよい、蛹に霧吹きはしないこと、カビが生えたり羽化不全になる場合があるそうです。

「マットで人工蛹室の作成」
面倒ですが、これで成虫までの観察が簡単にできます。
・用意するもの
飼育ケース
つき固め用マット(リサイクルマットなど)
穴掘り用にスプーン(最大幅3cm程度)
直径3cmぐらいの棒状のもの(スプレー缶等で良い)
飼育ケースの内側にスッポリ入る板、(蛹室のフタ)。

・作り方
蛹室として十分な高さまでマットを硬く平らに敷き詰めます、大きい幼虫でマットの高さ13cm〜15cmぐらい、蛹室内の高さは13cmぐらい必要になります。スプーンを回転させながら直径3cmぐらいの穴を掘り、底はスプーンの形状なりにすり鉢状にします。スプーンと直径3cmの棒状のものを使い穴の側壁や底を崩れないように固める、側壁は垂直になっているのが良い。これを必要な分だけつくります、そして幼虫を静かに配置します。その後、上部に板状のものでフタをします、これで完成です。

穴が大き過ぎたり(大きくとも直径4cm程度)、底が平らだと蛹化するとき体が斜めになるため角が曲がってしまうことがあります。蛹化は開始してから1時間もあれば脱皮を終え角も固まってしまいます、後で修正はできません。

この時まだ前蛹になっていない幼虫は一緒にしない方がいいです、人工蛹室を壊してしまう可能性があります。トイレットペーパーの芯等利用して作成する方法も見受けられますが、表面がつるつるしているとうまく脱皮できないことがあるので注意が必要です。

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