カブトなブログ

国産カブトの幼虫飼育にチャレンジしています、さて来年の夏は・・・

幼虫の飼育

用意するもの、飼育ケース(衣装ケース等)、マット、朽木等その他(飼育グッズ参照)。

飼育ケース大きさの目安は1匹当たり2L程度のマット量が入ること、マットは成虫になるまで1匹あたり3Lから4Lぐらい(3Kg)必要になります。深さは15〜25cm程度、深いほど良いらしいですが、マット量が増えるし蛹の時は深さより面積的な広さが必要になって来ます(1匹あたり10cm2)。ホームセンターの衣装ケースやコンテナを利用している方が多いです。
衣装ケース、コンテナなどで屋外飼育する場合は、多少の空気穴をつけた方がいいようです。室内飼いする場合はフタを乗っけておくだけなので特に無くても大丈夫なようです。

マットは、通販で専用マット(飼育グッズ参照)を購入しています、マットは年中売ってるし、保存しておくと劣化していくので、まとめ買いするよりはその都度1箱購入するのがいいようです。

マットはガス抜きし、水分は強く握って固まり、手のひらで転がって、つつくと崩れる程度です、強く握って水がしみ出るようでは水分多過ぎです。初期はやや多めが良く、成長するにつれ少なめでいいようです、くれぐれも水分のやり過ぎ、乾きすぎには注意が必要です。マットはフワフワしたより少し固めを好むようです、蛹化の時は、硬いところを探します。

この時期が一番手間がかかりません。一応、1日か2日置きに幼虫が上がってきてないか様子見て、2週〜1月に1回ぐらいマットの糞を取ったり(糞を嫌がります)、メンテナンスをしています、幼虫は手で触れないこと。

2齢までは比較的多頭飼いでも問題ないと思います、3齢になったら大きな衣装ケースに移すのも良いかもしれません。

マットは定期的にメンテナンスした方がいいです、水分調整、糞取り、マット補充、発育状態の確認・計測等行う、糞取りは、マットをふるいにかけて取り除く、家では、小豆選別のためのふるいを利用しています。幼虫にとってはメンテ頻度が少ない方がストレスにならずいいようです。

3齢にもなるとマットだけでなく朽木も食べるそうです、今のところ朽木を食べた方が大きくなると考えています。今年は、朽木を入れたマットとそうでないマットで比較して見ようと思っています。

「幼虫がマットの上に出てきた場合」
幼虫がマットの上に出てくることがありますが、1匹だけ上がってくる場合は注意信号、2匹以上複数上がってくる場合は危険信号と思っていいと思います。要因は、1匹だけのときは何とも言えません様々だと思います、2匹以上だと次のようなことが考えられます。

・ガス抜き不十分による酸欠--幼虫を取り出して、攪拌しガス抜きをします。
・再発酵による酸欠・温度上昇(マット温度30℃以上、33℃を超えると危険)--ガス抜きと同じ手順でマットの温度を下げます。
・幼虫の数が過密すぎる
・水分少な過ぎ・多過ぎ
・糞が増えすぎた
・マットが合わない--相性のいいマットを混合してみる
・マットが浅い--少なくとも15cm
・越冬後の場合は、蛹室づくりのためマットの硬いところを探しまわります。マットの下の方に固い層(15cmぐらい)を作ります。

※暑い時期は夕方暗くなって外気温が下がったり、寒い時期はマットの温度が低く外気温が暖かいと幼虫が上がって来ることがあります。幼虫も夜行性があるか、適度な温度の場所を求めて動いていると思われます。

「♂♀の判定」
3齢になり、しばらくすると♂♀の判別が可能になります、♂にはお腹に『V字型』があり、♀にはありません。通常オスはメスより大きいです。

「ダニについて」
ダニの発生はやむ終えないと思われます、逆にダニの発生しているマットほどいいマットとも言えなくは無いと思います、ダニの種類にもよりますが、多くは幼虫に吸い付くのではなくマットの成分を食べています。ダニ対策は難しいです、天日干しは大して効果なく、電子レンジは、死滅しますがマットが劣化してしまいます。オススメはしませんがどうても気になる場合は半分電子レンジで殺菌して、あと半分は新しいマットにして混合させてみてはどうでしょうか。

1月〜2月は冬眠の時期なのでそっとしておい方がいいです。3月頃になると再び活動し始める。気温15℃辺りが活動しなくなったり活動始めたりする目安のようです。幼虫は寒さには強いようで氷が張るような温度でも、死んだりしません。

5月に入る頃には蛹化しはじめるのでマットをいじらない方がいいです。またこの時期より前に蛹室を作りやすくするために黒土またはリサイクルマット等を入れて、硬くしてあげるといいです。

こちら宮城県では、4月中旬頃 平均気温10度以上になると冬眠から覚め動き始めます。そして、5月の連休が終わるころになると蛹室を作りはじめます。冬眠から覚め蛹化するまで実質3週間程度です。やはり幼虫の成長は冬眠前までと考えた方が良さそうです。春からの成長は、冬眠中に痩せた分+αぐらいにしかならないと思われます。

「簡易な冬季保温飼育」--現在試用中

産卵が9月以降、孵化が9月中旬以降の遅い生まれだと、良いマットで飼育しても越冬する前の体重が20g以下という小さい幼虫が多くなります。越冬後の成長は、大きくとも小さくともだいたい+3〜5gで大きく成長してもせいぜい+7gぐらいまでです。そこで考えたのが、「遅い時期に産まれた幼虫は冬季前半の12月、1月を暖かいところで成長を促し育てた方が大きくなるのではないだろうか」ということです。越冬後の成長に期待するよりこの方が成長しそうな気がしています。

この保温飼育は2ヶ月程度の期間だけなので、電気毛布や太陽光を利用して手軽に暖房できる方法を考案しました。飼育温度は昼最高22℃〜夜最低15℃で10月ぐらいの気温を目安にしています、このぐらいだと大袈裟な暖房はほとんど必要ないと思われます。また温度調整が手動なので、25℃以上の高い温度にならないように余裕を取っています、25℃以上はマットが再発酵しやすくなるし、28℃を超えると幼虫には暑すぎます。22℃〜15℃という適度な温度変化は一定温度の飼育より幼虫の成長に良い環境と考えています。

「用意するもの」
・電気毛布又は電気カーペット--飼育ケースが載る大きさ以上
・厚手のダンボール--飼育ケースが載る大きさ
・新聞紙またはビニールシート(電気毛布の保護)
・保温・遮光用シート(遮光できる暗色でビニールかナイロン製が良い)--飼育ケースを囲える大きさ
・温度計(100鈞)
・ダブルグリップまたは洗濯バサミ--数個

※使用する飼育ケースは、透明・半透明で幼虫やマットの様子が見えるものが望ましい。

「設置場所」
先ず、室内のどこに置くかですが、日光の当たる南側で、机の上など床面より高い方が温度の条件としては良いと思います。

「設置の方法」
1番下にダンボールを敷きます、これは床に温度が逃げていかないようにするためと、電気毛布に重いものを載せるとコードを痛めることがあるので、緩衝のために利用します。大きさにもよりますがダンボール箱を開いて折りたたんだままで利用できます。

そのダンボールの上に電気毛布、その上に新聞紙(水滴や汚れ防止に)を敷いて、ずれないように、数箇所ダブルグリップ等で固定します。

その上に飼育ケースを載せます。さらにその上から保温・遮光用シートをかぶせて囲い、内部に温度計を設置すれば完成です。シートは電気毛布で暖められた空気をしばらくためておくためと、遮光できるシートならば、直射日光が当たっても安全に飼育ケースを暖めることが出来ます。昼は晴れていれば、電気毛布を使わなくて十分なこともしばしばあります。暑くなりそうなときはカーテンなどで日照を調整します。

電気毛布はコントローラが付いているので温度計を見ながら調節します。ここが欠点なのだが、目標温度にするためにどんな設定がいいかコツを掴まで修練が必要です(^^ゞ。

「注意」
・シートで飼育ケースを完全に密閉してしまうと幼虫が窒息するので、適度に通気ができること。
・温度が高いとマットが乾燥しやすいので、適度な水分補給をすること。
・飼育ケースのフタに水滴ができることも考えられるので電気毛布が濡れないようにすること。
・温度の上がり過ぎには注意してくださいマットが再発酵する場合があります。
・飼育ケースの底の四隅に出っ張りのある場合があるので、電気毛布のコードを痛めないようにする。
・感電・火災には十分ご注意ください。


「温室飼育に関する考え」
温室飼育して大きく育ったという話はあまり聞きません、羽化が早まり、大きさは通常飼育と同等かやや小ぶりになる事が多いようです、また羽化不全の割合も多くなるようです。冬季後半(2月以降)温室飼育した場合、羽化が早まり、大きさは通常飼育とあまり変わらないようです。

温室飼育は、早く羽化させたい場合や、北海道などの寒い地域には向いているかも知れませんが、国産カブトムシを大きく育てるには、あまり役に立たないことが多いようです。

個人的には、一定温度にしてしまうのがまずいのではないかと思っています。仮説ですが「人の成長ホルモンはたくさん食べて、適度な運動すれば眠っている間に分泌されます、昆虫も同じではないだろうか」と考えています、幼虫はマットを食べたり、休んだり、暖かいところを探して動いたりしている方が成長するのではないでしょうか、そのためにはある程度の温度変化が必要だと思っています。まぁ、節分まで経過報告します、どうなるでしょうか、(^^ゞ。 【“「簡易な冬季保温飼育」--現在試用中”の続きを読む】

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