カブトなブログ

国産カブトの幼虫飼育にチャレンジしています、さて来年の夏は・・・

12/30日測定結果

昨日、今年最後のマットのメンテと幼虫の体重測定を行いました。結果は、あまり芳しくありません^_^;。
以前の測定が12/15日で2週間あまり経過しましたが、保温飼育始めて1週間程度です。大きいのは2〜3g小さくなり、平均は大した変化なく、15g以下の小さいのが大きくなっています。全体の平均としては殆ど変化ありません。

想定している「気温15℃〜22℃」では低すぎるようです。それと幼虫がケースの側面にへばりついているのが多く見られるので、マットの奥の方は温度なかなか上がっていないようです。

もう少し高めの「最低18℃から最高25℃ぐらい」で9月ごろの気温に切り替えてみます。
まぁ、最低限小さいのが大きくなっているので、やや目的は達成されてるかなと・・・
新年に期待したいと思います、ではみなさん良いお年をお迎えください。

12/30日測定結果
12_30data.jpg

07年度飼育費用(成虫6匹分、幼虫60匹分)

「設備投資」
衣装ケース60L(ホームセンター)--¥1600*2=3200円
ストックボックス(ダイソー)--¥300
エサ皿(ダイソー)--¥100*2=200円
デジタルキッチンスケール2.0kg用 D-29 (パール金属)--¥1700
薄型タッパー(W25*D18*H4 ダイソー)--¥100
温度計(ダイソー)--¥100*2=200円
ミキサー(テスコムTM805M中古)--¥1400

「消耗品」
・マット
100均マット(ダイソー)--¥100*2=200円
ハイパーマット5L(マルカン)--¥500*3=1500円
くぬぎ昆虫マット10L(マルカン)--¥580
メガ発酵マット4.5L幼虫飼育・産卵床用(ミタニ)--¥600*3=1800円
メガマット4.5L成虫飼育・産卵床用(ミタニ)--¥550
園芸用牛糞堆肥活性炭入り30L(富士見)--¥680
ビートルマット60L(きのこの山)--¥3000+¥1000(送料・振込)=4000円
黒王60L(SAUZA)--¥2800円+¥200(振込)=3000円
小麦粉1kg--210円

・エサ
高タンパクゼリー63g*8(ファーム’S)--¥980
高タンパク キングゼリー16g*15(ダイソー)--¥100*4=400円
サムライ16g*50(マルカン)--¥420*2=840円

07年度のデータ

成虫飼育 8/10〜10/17
電灯採取 8/10〜8/17 ♂2匹(中1、小1)、♀4匹(中1、小3) 
最後の♀(中)10/17に☆(2ヶ月生存)

最初の交尾 8/10日頃
産卵期間 8/20〜9/29
孵化期間 9/5〜10/17

採取した卵の数--約100個
カビによる死滅--約15個
ダニによる死滅--約5個
その他、小さすぎ、色がおかしかった、乾燥してしまった等--数個

孵化した数--約80匹
孵化後ダニなどで☆--約8匹
1齢から2齢になれず☆--約5匹
2齢から3齢になれず☆--約5匹
メンテナンス中の不手際による☆--3匹

12/22現在の数
幼虫--59匹

「簡易な冬季保温飼育」--現在試用中

産卵が9月以降、孵化が9月中旬以降の遅い生まれだと、良いマットで飼育しても越冬する前の体重が20g以下という小さい幼虫が多くなります。越冬後の成長は、大きくとも小さくともだいたい+3〜5gで大きく成長してもせいぜい+7gぐらいまでです。そこで考えたのが、「遅い時期に産まれた幼虫は冬季前半の12月、1月を暖かいところで成長を促し育てた方が大きくなるのではないだろうか」ということです。越冬後の成長に期待するよりこの方が成長しそうな気がしています。

この保温飼育は2ヶ月程度の期間だけなので、電気毛布や太陽光を利用して手軽に暖房できる方法を考案しました。飼育温度は昼最高22℃〜夜最低15℃で10月ぐらいの気温を目安にしています、このぐらいだと大袈裟な暖房はほとんど必要ないと思われます。また温度調整が手動なので、25℃以上の高い温度にならないように余裕を取っています、25℃以上はマットが再発酵しやすくなるし、28℃を超えると幼虫には暑すぎます。22℃〜15℃という適度な温度変化は一定温度の飼育より幼虫の成長に良い環境と考えています。

「用意するもの」
・電気毛布又は電気カーペット--飼育ケースが載る大きさ以上
・厚手のダンボール--飼育ケースが載る大きさ
・新聞紙またはビニールシート(電気毛布の保護)
・保温・遮光用シート(遮光できる暗色でビニールかナイロン製が良い)--飼育ケースを囲える大きさ
・温度計(100鈞)
・ダブルグリップまたは洗濯バサミ--数個

※使用する飼育ケースは、透明・半透明で幼虫やマットの様子が見えるものが望ましい。

「設置場所」
先ず、室内のどこに置くかですが、日光の当たる南側で、机の上など床面より高い方が温度の条件としては良いと思います。

「設置の方法」
1番下にダンボールを敷きます、これは床に温度が逃げていかないようにするためと、電気毛布に重いものを載せるとコードを痛めることがあるので、緩衝のために利用します。大きさにもよりますがダンボール箱を開いて折りたたんだままで利用できます。

そのダンボールの上に電気毛布、その上に新聞紙(水滴や汚れ防止に)を敷いて、ずれないように、数箇所ダブルグリップ等で固定します。

その上に飼育ケースを載せます。さらにその上から保温・遮光用シートをかぶせて囲い、内部に温度計を設置すれば完成です。シートは電気毛布で暖められた空気をしばらくためておくためと、遮光できるシートならば、直射日光が当たっても安全に飼育ケースを暖めることが出来ます。昼は晴れていれば、電気毛布を使わなくて十分なこともしばしばあります。暑くなりそうなときはカーテンなどで日照を調整します。

電気毛布はコントローラが付いているので温度計を見ながら調節します。ここが欠点なのだが、目標温度にするためにどんな設定がいいかコツを掴まで修練が必要です(^^ゞ。

「注意」
・シートで飼育ケースを完全に密閉してしまうと幼虫が窒息するので、適度に通気ができること。
・温度が高いとマットが乾燥しやすいので、適度な水分補給をすること。
・飼育ケースのフタに水滴ができることも考えられるので電気毛布が濡れないようにすること。
・温度の上がり過ぎには注意してくださいマットが再発酵する場合があります。
・飼育ケースの底の四隅に出っ張りのある場合があるので、電気毛布のコードを痛めないようにする。
・感電・火災には十分ご注意ください。


「温室飼育に関する考え」
温室飼育して大きく育ったという話はあまり聞きません、羽化が早まり、大きさは通常飼育と同等かやや小ぶりになる事が多いようです、また羽化不全の割合も多くなるようです。冬季後半(2月以降)温室飼育した場合、羽化が早まり、大きさは通常飼育とあまり変わらないようです。

温室飼育は、早く羽化させたい場合や、北海道などの寒い地域には向いているかも知れませんが、国産カブトムシを大きく育てるには、あまり役に立たないことが多いようです。

個人的には、一定温度にしてしまうのがまずいのではないかと思っています。仮説ですが「人の成長ホルモンはたくさん食べて、適度な運動すれば眠っている間に分泌されます、昆虫も同じではないだろうか」と考えています、幼虫はマットを食べたり、休んだり、暖かいところを探して動いたりしている方が成長するのではないでしょうか、そのためにはある程度の温度変化が必要だと思っています。まぁ、節分まで経過報告します、どうなるでしょうか、(^^ゞ。 【“「簡易な冬季保温飼育」--現在試用中”の続きを読む】

12月前半

12/06
黒王(SAUSA)到着、空けてみるとやや糞の臭いと酸っぱい感じの臭いです。ガス抜きしたら、土とやや鶏糞が混ざったような臭いになった。

2cmぐらいの大きな樹皮とか入っていて、ふるいにかけたら細かい樹皮が結構出てきた、他に僅かだけど、発砲スチロール、コルク材、石ころ、でっかいウジの死骸(牛糞入ってるかも)が出てきた。分量にして全体の1/10弱、もったいない気もするけど樹皮は硬いし幼虫食べたとしてもリグニンが多く栄養になり難いので、やっぱ捨てることにする、それでもビートルマットよりは割安、仕事は荒っぽい感じです。

ガス抜きは日陰干しで、あまり水分は飛ばなかったので、加水せずそのまま使用握ると、ちょっとだけ固まりやすい粘り感がある。早速幼虫投入、特に今のところ問題なし。

12/09
マットメンテナンス、計測

「飼育方法変更」
・衣装ケースA 60L(真ん中仕切って2種類)
ビートルマットのみ(13匹)、ビートルマット+朽木マット(13匹)

・衣装ケースB 60L(真ん中仕切って2種類)
黒王のみ(13匹)、黒王+朽木マットの2種類(13匹)

・ストックケース大(牛糞+腐葉土+米糠--4匹)6匹だったが小さい2匹を衣装ケースAに移動

・ストックケース小(ビートルマット--3匹)内2匹は籾殻から移動

これにより、ビートルマットと黒王の比較、発酵マットと発酵マット+朽木マットの比較ができる。牛糞+腐葉土+米糠は成果は期待できないので数減らした。ストックケース小は3齢初期まで、非常に成長悪かった籾殻にいたのがビートルマットどこまで成長するか様子を見る

糞取りも行ったが、量からしてまだまだマットを食いまくっています。

朽木マットは、くぬぎ昆虫マット10L(マルカン)--580円を使用、乾燥状態でも何だか薬品のような臭いがあり、一応天日干ししてから加えました。特殊栄養剤が混入されてるとのことですが、評価はこれからです。念のためこれだけで幼虫を育てるのはしない方がいいです、自作マットに使われることもあるようです。

12/15
マットメンテナンス、計測

ビートルマット、黒王とも糞の量は同じぐらい、まだまだマットを食いまくっています。

計測結果(衣装ケースAとBの52匹)より、大きいのは38g有るが小さいのはまだ2齢の4gと小さい、平均は20gぐらいかな。あまりに差が大きく、全体的には小さめである。産卵期間8/20〜9/29の結果がそのまま反映されていると思われます。そこで越冬をどうすべきか考えてみた。

越冬後の成長にはあまり期待が持てない、7/20頃の産卵だと成長期間が長く大きな状態で越冬する、ならば9/29生まれだと12月と1月は適度に暖房(15℃以上)された屋内にいれば、成長を促せるのではないだろうかと考えています、2月になったら屋外か暖房していない屋内で飼育するのがいいのではないだろうか。

ということで、1月いっぱいは暖房入れている室で飼育することにします。この条件で8/20生まれがどうなるかも興味深いです。

体重表12/15(52匹)
12_15data.jpg

産卵は何時がいいのか? (かってな仮説です)

産卵は何時がいいのか(かってな仮説です)

卵が産まれてから3齢幼虫に脱皮するまで35〜50日であるが、下記の点を考慮するとこの期間の温度が高いほど早く成長し大きくなる。

・卵は早く生まれたものほど(温度が高いほど)早く孵化する。
・幼虫は温度が高いほどエサを食べ、早く大きくなる。
・1齢、2齢が大きいほど3齢が大きくなる。

とすれば、この35〜50日間を最も気温が高い時期に当てはめると、年間で一日の平均気温が最も高いのは8月中旬なので、7月下旬から9月上旬ということになります。ゆえに産卵時期に最も適しているのは、「7月下旬」頃(梅雨明け〜8月初旬)ではないだろうか。

ところで、野生の標準的な産卵は、一般的に考えると7月初旬に羽化し、梅雨明けの7月20日前後に蛹室から出て来る、20日に交尾をしたとして、8月始めに産卵が始まり成虫は8月下旬には姿を消すことから「8月始めから8月中旬」と考えられる。交尾から産卵までの期間だけずれてることになる。これが正しいかどうかはあやしいけどね、(^^ゞ。

梅雨で地面が湿っぽくなり、暑くなればバクテリアの活動が盛んになります、幼虫のエサが増えてくるのでしょう、成虫は暑さに弱く、夜行性を獲得してまでも、何故梅雨ではなく暑い盛りに出没するのかは、やはり子孫を残すことに照準を置いているのでしょう。野生では8月始めの産卵が都合いいのかもしれません。


「産卵時期によって性別が分かれる」
カブトムシやクワガタは、幼虫が孵化してから2齢か3齢初期まで性別がありません。それまでの成長によって、性別が分かれます。3齢である程度成長すると性別がはっきりして、おなかに「V」字マークがあるかどうかや大きさで判断されます。そのため環境によって羽化した成虫すべて、♂だったとか♀だったということが有り得ます。腐葉土や熟成されてない朽木マットでは♀が多く生まれるのはこのためだと思います。環境が同じなら産まれた時期(気温)によって成長が分かれ、先に生まれたものが大きく、後から産まれたものが小さくなります、このことが要因で性別が決定されるので、♂が先に羽化するということがおこるのだと思います。

赤カブにするために

●先ず赤カブは遺伝か、環境によるものか、ネットで見つけた事例からみてみよう。

・♀♂とも赤カブだと赤カブが産まれる確率が非常に高い、しかし全く産まれなかったという例もある。

・♀♂とも赤カブで、屋外飼育、室内飼育どちらもすべて同じ色の赤カブが産まれた例がある

・♀♂とも赤カブで、大多数黒カブが生まれ赤カブ少し混じるという例がある。

・♀赤カブから赤カブの産まれる確率が高い。

・♂だけ赤カブだったがすべて赤カブが産まれた例がある。

・同じ親から屋外飼育だけ赤カブが産まれた例がある。

・一般的に♀は黒いのが多い、赤カブはめずらしい。

・一般的に赤カブは大きいものに多く小さいのは珍しい。

・一般的に成虫の多くは、若干赤みのある黒カブがである、赤カブより少ない確立でまっ黒い黒カブがいる。

・一般的にマットは弱アルカリであるがPHを調節すると赤カブが産まれやすいという情報がある。

・クルミの皮をマットに混ぜると赤カブになるらしい(クルミの皮は赤茶色の染料となるがちょっとあやしい)。

・変温動物なので、黒いほど太陽の熱を吸収しやすい、そのため黒いほど昼は地中にいて夜行性が強いと考えられる。

●考察
以上のことから考察するに、人間の皮膚と似ているかもしれません、人間だと遺伝的に黒い人もいれば、環境で黒くなる人もいる、環境で黒くなった人から遺伝はしない、カブトも同じかもしれません。

カブトの場合、環境によって赤くなる確率は非常に小さいと思われます。考えられる可能性としてはPHの調節か、太陽のあたり易い場所かそうでないかかな。何れにせよ、赤カブを探しブリードする方法が圧倒的に確率が高く赤カブが生まれています。参考ですが、ノコギリクワガタも赤と黒がいて、この場合遺伝とする見方がほとんどです。

●結論
という訳で今回の♂赤カブ2匹、♀黒カブ4匹の組み合わせで、どういう結果になるか様子見るしかないです
(^^ゞ。

大きく成長させるために

今年度は、あれこれ試したりアイデアを練る期間で、来年度より本格的に試してみたい。

●「マットは成長に合わせて変える」
1、2齢まで完熟マット(ハイパーマットもしくは産卵用にじっくり熟成させたもの)、3齢から2次発酵マット(ビートルマット等)と朽木または朽木粉砕マットを使う。朽木粉砕マットは、混合するのではなく、部分的に置き、幼虫の好みに任せる。

これは1、2齢が大きく育てば3齢が大きく育つという考えに基づいています、以下の例からの推定しました。
・♀は産卵の時、より熟成している場所を選んで産卵していると思われる
・園芸用腐葉土や熟成の進んだマットほど1、2齢の成長が早いが3齢あたりで成長が鈍る、一般の発酵マットより園芸用腐葉土の方が初期は成長が早いというデータがある。
・一般に園芸用腐葉土は植物の栄養にするもので、カブト用としては熟成されすぎていると言われる。
・3齢にもなると朽木粉砕マットでもガツガツ食べるようになる。
・朽木粉砕マットを1、2齢に与えると成長が遅い。

※発酵マットの質や添加剤によって、大きくさせる試みは、専門家にまかせます。もはや行き着くところまで行き着いたというか、素人がやったところで微妙な差にしかならないように思います、また特定のマットをたくさん食べたとしても大きいというより横に太ってしまうことが少なくないと思います。


●「大きくなる遺伝子を持つ成虫を探す」
一般的には、大きさに遺伝は関係ないと言われるが、私は無いとは言えないと思います、同じ環境の中にいても大小の差はあり得る、その内の大きな成虫を選んで産卵させたほうが良いのではないでしょうか。


●「幼虫期間を引き延ばす」
年内に何処まで育つかで大きさが大体きまる、暖かい場所で飼育しても羽化の時期が早まり大きくならないと言われます、ならば産卵は早めの7月頃にして、翌年は、比較的低温の場所で飼育し、期間を延ばすようにしたらどうだろうか。でもこれは羽化不全になる可能性がある、北海道で飼育された幼虫が冷夏の時、多くが羽化しないまま死んでしまったという例があるります。

※まぁ春先(3月始め頃)に屋内飼育から日当たりの非常に悪い屋外に移動する程度のことしか思いつかないけど、今年の幼虫で実験してみます(^^ゞ。


●「固い土で蛹化させる」
蛹になる時、幼虫は土まゆを作る、この時体液を出して、土を固めています、土が軟らかいと大量に体液を使う場合があるので、角が小さくなったりする場合があるようです、硬い土だと体液が少なく、大きな固体に期待が持てる。

国産カブトの成長サイクル

・最初の交尾

↓1週間〜2週間(成虫の成熟度や環境による)

・産卵

↓10日〜2週間、温度によっては3週間ぐらいかかる時もある

・孵化(5mmぐらい)1齢幼虫 体長6mm〜12mm 頭部2mm
 幼虫期間はオス・メスともに8ヶ月〜9ヶ月程

↓10日〜2週間(気温やエサによる)

・1回目の脱皮 2齢幼虫  体長15〜20mm 頭部5mm

約2〜3週間(気温やエサによる)

・2回目の脱皮 3齢幼虫 体長50〜100mmくらい 頭部10mm
最もエサを食べる時期、12月まで成長をつづけ、ここまでの大きさでだいたい成虫の大きさが決まってしまう。蛹になるまで、この時期の体重+5g前後が最終の体重になります。

↓1、2月の寒い冬になると冬眠、幼虫はエサを食べずじっとしている、
↓乾燥していたら霧吹きを使って湿度を調節する。

↓3月ごろ春になると動きはじめる、この頃は体重が減っているが、活動始めまた増え続けます。

・5月初め以降は、蛹室作り始めるので、マット交換などはしない

・前蛹5月中旬以降

↓1週間〜2週間

・蛹 6月〜7月頃

↓3週間〜1ヶ月程度

・羽化 早ければ6月中旬頃

↓3日〜30日(気温によって大きく異なる--暖かくなると一斉に出てくる)

・蛹室から出てくる(梅雨あけが一般的)


「07-08年飼育予定表」(室内飼育している家の予定です)
07-08schedule.jpg

幼虫の飼育

用意するもの、飼育ケース(衣装ケース等)、マット、朽木等その他(飼育グッズ参照)。

飼育ケース大きさの目安は1匹当たり2L程度のマット量が入ること、マットは成虫になるまで1匹あたり3Lから4Lぐらい(3Kg)必要になります。深さは15〜25cm程度、深いほど良いらしいですが、マット量が増えるし蛹の時は深さより面積的な広さが必要になって来ます(1匹あたり10cm2)。ホームセンターの衣装ケースやコンテナを利用している方が多いです。
衣装ケース、コンテナなどで屋外飼育する場合は、多少の空気穴をつけた方がいいようです。室内飼いする場合はフタを乗っけておくだけなので特に無くても大丈夫なようです。

マットは、通販で専用マット(飼育グッズ参照)を購入しています、マットは年中売ってるし、保存しておくと劣化していくので、まとめ買いするよりはその都度1箱購入するのがいいようです。

マットはガス抜きし、水分は強く握って固まり、手のひらで転がって、つつくと崩れる程度です、強く握って水がしみ出るようでは水分多過ぎです。初期はやや多めが良く、成長するにつれ少なめでいいようです、くれぐれも水分のやり過ぎ、乾きすぎには注意が必要です。マットはフワフワしたより少し固めを好むようです、蛹化の時は、硬いところを探します。

この時期が一番手間がかかりません。一応、1日か2日置きに幼虫が上がってきてないか様子見て、2週〜1月に1回ぐらいマットの糞を取ったり(糞を嫌がります)、メンテナンスをしています、幼虫は手で触れないこと。

2齢までは比較的多頭飼いでも問題ないと思います、3齢になったら大きな衣装ケースに移すのも良いかもしれません。

マットは定期的にメンテナンスした方がいいです、水分調整、糞取り、マット補充、発育状態の確認・計測等行う、糞取りは、マットをふるいにかけて取り除く、家では、小豆選別のためのふるいを利用しています。幼虫にとってはメンテ頻度が少ない方がストレスにならずいいようです。

3齢にもなるとマットだけでなく朽木も食べるそうです、今のところ朽木を食べた方が大きくなると考えています。今年は、朽木を入れたマットとそうでないマットで比較して見ようと思っています。

「幼虫がマットの上に出てきた場合」
幼虫がマットの上に出てくることがありますが、1匹だけ上がってくる場合は注意信号、2匹以上複数上がってくる場合は危険信号と思っていいと思います。要因は、1匹だけのときは何とも言えません様々だと思います、2匹以上だと次のようなことが考えられます。

・ガス抜き不十分による酸欠--幼虫を取り出して、攪拌しガス抜きをします。
・再発酵による酸欠・温度上昇(マット温度30℃以上、33℃を超えると危険)--ガス抜きと同じ手順でマットの温度を下げます。
・幼虫の数が過密すぎる
・水分少な過ぎ・多過ぎ
・糞が増えすぎた
・マットが合わない--相性のいいマットを混合してみる
・マットが浅い--少なくとも15cm
・越冬後の場合は、蛹室づくりのためマットの硬いところを探しまわります。マットの下の方に固い層(15cmぐらい)を作ります。

※暑い時期は夕方暗くなって外気温が下がったり、寒い時期はマットの温度が低く外気温が暖かいと幼虫が上がって来ることがあります。幼虫も夜行性があるか、適度な温度の場所を求めて動いていると思われます。

「♂♀の判定」
3齢になり、しばらくすると♂♀の判別が可能になります、♂にはお腹に『V字型』があり、♀にはありません。通常オスはメスより大きいです。

「ダニについて」
ダニの発生はやむ終えないと思われます、逆にダニの発生しているマットほどいいマットとも言えなくは無いと思います、ダニの種類にもよりますが、多くは幼虫に吸い付くのではなくマットの成分を食べています。ダニ対策は難しいです、天日干しは大して効果なく、電子レンジは、死滅しますがマットが劣化してしまいます。オススメはしませんがどうても気になる場合は半分電子レンジで殺菌して、あと半分は新しいマットにして混合させてみてはどうでしょうか。

1月〜2月は冬眠の時期なのでそっとしておい方がいいです。3月頃になると再び活動し始める。気温15℃辺りが活動しなくなったり活動始めたりする目安のようです。幼虫は寒さには強いようで氷が張るような温度でも、死んだりしません。

5月に入る頃には蛹化しはじめるのでマットをいじらない方がいいです。またこの時期より前に蛹室を作りやすくするために黒土またはリサイクルマット等を入れて、硬くしてあげるといいです。

こちら宮城県では、4月中旬頃 平均気温10度以上になると冬眠から覚め動き始めます。そして、5月の連休が終わるころになると蛹室を作りはじめます。冬眠から覚め蛹化するまで実質3週間程度です。やはり幼虫の成長は冬眠前までと考えた方が良さそうです。春からの成長は、冬眠中に痩せた分+αぐらいにしかならないと思われます。

産卵〜孵化後1週間の飼育

この卵から孵化して、1週間ぐらいの間が一番難しい時期かもしれません、死亡率が高いです。卵がカビで死滅することがあったりダニにやられたりします、良く発酵したマットを使わないと幼虫に合わなかったりします。

・卵は、♀1匹あたり通常20〜40個産卵して、条件が良いと100個ぐらいまで産卵することがあるようです。家では小さい♀が多かったためか1匹当たり20〜30個ぐらいで、2日〜1日に1個産卵というペースで、♀4匹で100個ぐらい産みました。

・卵は、採卵して別に人工卵室を作って孵化させる方法がオススメです、効率よくたくさん卵を取ることができます。狭い飼育ケースだと、メスが動きまわると卵を潰してしまったり食べてしまうこともあるし、マットは定期的に交換しないと衛生的によくないということもあります。

・人工卵室はここを参考にしました。
お父さんのためのカブトムシページ
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/2810/

卵室のマットは、カビやダニに注意する必要があるので成虫用マットか、ハイパーマット(マルカン)等がいいと思います、有害虫を完全駆除済みです。マットを十分湿らせて硬めに詰め込み、卵が転って移動しない程度の窪みを作ります。

・卵は10日〜2週間ぐらいで孵化します。小さい米粒ぐらいの大きさからだんだん膨らんで丸くなり直径3ミリぐらいまでの大きさになります。これは、マットや空気中の水分を吸収して大きくなっているそうです。湿り気は多めにして、直射日光のあたらない涼しいところに保管します。

タッパーで密閉されているので、呼吸ができず酸素が足りなくなるのではと思われるかもしれませんが、だいたい1日に1回ぐらいは覗きたくなるもの、その程度で十分ではないでしょうか。この方法ですべて卵がカビてしまったという事例も見られるので、手間ですが随時様子を見た方が賢明だと思います。

・幼虫の初期飼育(孵化後1週〜2週間)
孵化したら、一時的に別の飼育ケースに移します。孵化したばかりの1齢幼虫、1日〜2日ぐらいはマットにもぐりません、またマットを食べません。特に小さい内はダニに注意すること、十分発酵したマットを使用しないと、食べずに死んでしまうことがあります。新しいハイパーマットか産卵に使ったハイパーマットがいいと思います、♀が産卵するとき殺菌作用のある分泌物を排出しているそうですまたこの分泌物が幼虫のエサとして役立ことも考えられます。
前年の幼虫の糞を再生したマットもいいのではないかという情報もあるので今度試してみたいと思います。水分は十分与えてください。

※ビートルマット(きのこの山)を試してみましたが、なかなか幼虫が食べ始めず、そのまま死んでしまったりダニにやられたりしたので、幼虫初期には不向きと思われます。

・ここで、1週間〜2週間ぐらい様子を見て、通常の幼虫飼育(大きな衣装ケース等)に移行するのが良いと思います。ここまで育つとダニによって死ぬことはまずないと思います。

成虫の飼育

「成虫の飼育のみ」にするか、「成虫に産卵させる飼育」にするかで大きく違ってくる。最低限でも、飼育ケース、マット、エサ、エサ皿、登り木(転倒防止)、霧吹きは用意しましょう。詳しくは「飼育グッズ」を参照してください。


「成虫の飼育のみ」

私はやってないのだが、適当なマットでもエサさえきちんと与えていれば、そこそこ飼育できると思います。子供の頃は木板と金網で作った自作の飼育ケースに登り木、エサはスイカやキュウリ程度でも1ヶ月弱は生きていたと思います。長生きさせることを第一に考えるといろいろと注意する点が増えてきます。

・喧嘩をさせないように、十分な大きさの飼育ケース(目安1匹当たり4L)にする。

・長生きさせるには、交尾はさせない、♂♀は別々に飼育した方が良い。

・マットは成虫用マットがいいかもしれません、針葉樹のものが多くコバエ・ダニが発生し難いです、2週間ぐらいで交換、使用済みマットは天日干しして再利用。

・マットの水分量は、少なめに強く握ってやっと固まる程度にすると、日持ちします、でもマットの乾き過ぎには気をつけましょう。

・エサは果物よりゼリーを使用するとコバエ・ダニが少なくてよい、ゼリーは1匹当たり1日1個ぐらい食べる、毎日活動始める夕方ごろ様子をみて交換する。私の試したものではサムライ16g*50(マルカン)がなかなかいいです。

・夜行性なので、昼はマットにもぐったままになりますが、そっとしておく、あまり手に取って遊ばない、カブトにはストレスになります。

・暑さに弱いので日陰の涼しいところに置き適度な温度は25℃前後、30℃を超えないようにする。

・ダニが付着していたら歯ブラシ等で取り除く。




「成虫に産卵させる飼育」

・飼育ケースに♂1匹、♀2匹が喧嘩が少なくていいです。ケースの大きさは、12L(1匹当たり4L)程度が良いと思われます、今年は9Lのケースを用いましたが、やはり窮屈な感じでした、♂は交尾の時だけ一緒に入れ通常は♀2匹の状態にしていました、この方が♂も長生きできます。ある程度ケースの大きさがないと♀が卵を潰してしまう恐れがありますが、9Lで特に問題なかったです。

・マットは完熟マットで、ダニがいない物がいいです。孵化したばかりの幼虫には、完熟しているマットほど良いエサとなり、消化しやすいようです。前年の幼虫の糞を再生させたマットもいいかもしれません。市販のものでは、ハイパーマットがオススメです。

・マットはガス抜きをして、水を加え、握ったら軽く固まる程度にする、あまり水分が多いと、日持ちしなくなります。夏場や気温が高いと再発酵する場合があるので水を加えてから1日ぐらい置いたほうがいいようです。

・産卵させるにはマット深さ15センチ以上にして、マットを敷き詰める時は、底の1/3ぐらいは硬く敷き詰めたほうが産卵を促すために良いです、残り2/3は普通に入れます。マットが産卵用として適切でなかったり、底が硬くないともっと深く潜ろうとして、ケースの底をガリガリ引っかいたり、♀が落ち着いて産卵できないことがあります。

・交尾確認後、10日から2週間ぐらいで、♀は産卵を始めます、産卵前の♀は♂を寄せ付けずひたすらエサに食いついています。

・定期的に採卵して、人工卵室を作ったほうが卵を痛めず多く採卵できます。1週間から2週間ごとにマットをひっくり返し卵を採取する、飼育ケースごと逆さにしてマットを取り出し、少しづつプラスチックのスプーン等で探していく、見つけたら手では触れずにプリンカップ等に移す。底の方の固い部分程見つかる可能性があります。

・大き目の飼育ケースを利用している場合は、採卵せずに、成虫の死亡後そのままの状態で孵化させ幼虫を飼育している場合もあります。卵は2週間程度で孵化する。

・他マットと交尾に関すること以外の点では、「成虫の飼育のみ」と共通です。

カブト関係リンク集

●「参考にさせて頂いているサイト」

クワ若葉のホームページ --クワ・カブ総合情報のサイト
http://www.kuwawakaba.com/

くわ隊長とかぶ隊長--発酵マットについて詳しく載ってます
http://www.geocities.jp/kuwakabu_captain/index.html

黒瀬新吉の自然(じねん)塾--Q&Aが参考になります
http://jinen-juku.hp.infoseek.co.jp/

かぶとむしの森--飼育方法が参考になります
http://www2.ocn.ne.jp/~yoshino/kabuto/

カブトムシVSクワガタムシ--飼育マニュアル参考になります
http://homepage2.nifty.com/kabutokuwagata-yh/index.html

ノコギリクワガタ-カブトムシ
http://www.enjoy-breeding.com/

カブトムシ君と遊ぼう!--マット対決が興味深い
http://www.from.co.jp/kabuto/

くわがた狂の大馬鹿者達--くわがたメインですが、興味深いカブトの記事もあります
http://www.mars.dti.ne.jp/~k-sugano/bakamono_web/index2.html

ゲイラ様とご趣味
http://www.geocities.jp/pmmc1/geira-top.html

雑木林カブト・クワガタ掲示板
http://f13.aaa.livedoor.jp/~kabukuwa/bbs/kabukuwa/

クワガタ幼虫飼育方法トラの巻--クワガタのみですが、非常に詳しく参考になる
http://www.dorcus-club.com/dorcusbook/bookmenu/mokuji.htm

カブトムシ大型化研究室(クワガタも)
http://kabutomusi.ohina.jp/

●「マット・エサ関係」

DORCUS PRESIDENT (sauza)
http://sauza-dp.com/

菌糸びんショップ『きのこの山』
http://www.kinokonoyama.com/

月夜野きのこ園
http://www.tsukiyono.co.jp/stag/

奈良オオクワセンター
http://www.naraoo.com/index.html

[ビッダーズ] 〜オークション&ショッピング〜
http://www.bidders.co.jp/list1/931102601

オオクワキング
http://www.kingss.com/index.html

昆虫飼育用品販売・カブクワキング
http://www.kabukuwa-king.com/index.htm

株式会社マルカン
http://www.marukan.org/index.html

フジコン-カブト,オオクワガタ通販情報サイト
http://www.fujikon.net/

幼虫重さと成虫の大きさ

幼虫と成虫の目安です、ネットで公開されているデータを参照しました。あくまで参考値にすぎません。幼虫の重さは蛹化前のものです。計測データをお持ちの方、またご意見ある方はコメントよろしくお願いします。

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死亡原因--対策

●成虫
・老衰(寿命2ヶ月程度) --避けられませんが長生きするための工夫はいろいろネットで取り上げられています。元気が無くなる、エサを食べなくなる、足が取れる、足が動かなくなる等の症状が現れます。
・交尾・産卵による短命 少し元気の悪いメスが交尾後、死んでしまったことがある。--交尾は最小限にする
・喧嘩で穴が開いたり、足が取れたりする --飼育ケースは大きめに、特に♂どうしの喧嘩に注意
・高温、蒸し暑さ --適切な水分、陽のあたらない涼しい場所で飼育する。

●卵
・カビや雑菌の繁殖(手で触ったり・マットの質等) --マットの交換、手で触らない
・無精卵--時間が経つと赤っぽくなって最後には小さくしぼんでしまう。 --あまり多い時は再交尾
・水分少なすぎ --小まめに霧吹きする、
・メスが食べてしまう --卵は採取して人工卵室をつくる
・ダニが寄生すると、卵に食いついてしまう。--マット交換、レンジで殺菌はカビ発生の恐れ
・温度が低すぎると孵化せず腐ってしまう。--10月近くに産まれた場合、暖かな場所に移動する。(あまり遅い時期の卵は大きく成長しないので諦めるのも選択の一つ)

●幼虫
・マットが発酵して窒息 --マットのガス抜き
・水分多すぎで蒸れ、少なすぎで乾いてしまう --マットの天日干し、または水分補給
・マットに適応できない(マットから腐葉土に変更した時など) --適応していたマットを混合する
・飼育ケースが狭く窮屈になる、多頭飼いで過密過ぎる、幼虫同しで、傷ついてしまう、糞が多くなりすぎ--1匹あたり2L以上が目安
・腐葉土の場合農薬の可能性がある --腐葉土の場合2、3匹入れて様子を見てから利用した方がよい
・針葉樹の混入(すぐ死ぬことは無いが、成長が停滞する) --適正なマットを混合するかマットの交換が望ましい。
・孵化してから、マットにもぐらず、マットを食べないまま、死んでしまうものがいる、おそらくこれはダニが関係している。--孵化して間もない幼虫には成虫のメスが卵を産んだマットを使用した方がよい。

・1齢、2齢幼虫がうまく脱皮出来ずに死んでしまうことが多い、マットの上にきてもがくような動きをして、もぐらないまま、だんだん茶色になって弱っていく、特に頭が脱皮できないことが多いようです。--現在のところ対策が見つかりません。

・マット交換時、傷を付けてしまい死滅 --マット交換は、1度ケースをひっくり返して行う。ケースよりかき出すことは避ける

・不適切なマットのため、栄養失調で死滅。腐葉土のみ、牛糞堆肥(針葉樹混入)、未発酵マットなどでは十分な栄養が取れず、大きくなれないまま、次第に弱って行く。特に越冬することが難しいようです。

・越冬中に死滅、これは寒さだけの原因は考え難い。発酵マットの保存状態が悪くカビが生えていたり、寒さも加わってバクテリアが減ってしまいマットが著しく劣化していたのではないかと思われます。--発酵マットのみではなく、朽木などを混ぜ合わせたマットでは問題ありませんでした。

※初期の段階ほど死亡率が高い、3齢になると死亡率は低くなる。幼虫がマットの上にきてしまうのはフンがいっぱいだったり、温度、酸欠など環境が悪い証拠でマットが合わないこともある。

●蛹

・蛹化不全で死滅
蛹室が崩れてしまったり、人工蛹室が適切でない、振動やショックを与えてしまった等が原因です、うまく蛹化(脱皮)出来なくなります。無理に皮を剥がしても体液が漏れたり殆どの場合上手くいきません、少量でも漏れしてしまうと死んでしまう可能性が高いです。また稀に表皮の状態や脱皮のタイミングによって、どうしてもうまく脱皮できないケースもあるようです。死んだ蛹は、日焼けしたように色が濃くなります。

蛹化準備を行った後は、涼しいところに置いて後は余計なことをしない方がいいです、特に蛹室を作った後のマット交換は避けた方が良い。マットが柔らかく蛹室がうまく作れなかった、蛹室が崩れてしまった場合などは、人工蛹室を作る。この時トイレットペーパーの芯などを使う例が見られますが、表面のつるつるしているものは脱皮がうまくいかないこともあるので、避けたい。

11月分

11/4
マットメンテナンス--2週間に1度
糞とり、マット補給、水分調整等、数確認61匹

「電子レンジで殺菌は止めよう」
ダニが相当増えてきたため30Lぐらいを電子レンジで殺菌しました。最初は、なんとも無かったのですが、1週間ぐらいして、マットから青カビみたいなものが生えて来ました。

調べてみると、幼虫がマットを食べてよく分解・吸収するためにバクテリアを繁殖させています。このバクテリアは他の細菌を寄せ付けないようにしているのですが、レンジで殺菌してしまうとこのバクテリアが死んでしまいます、そこへ新たな細菌が住み着いて繁殖してしまうようです。
なので、結局未殺菌のマットや糞を混ぜて様子見たところ青カビは収まりました。このようにレンジで殺菌すると、マットは劣化してしまいます、よほどのことがない限り避けた方がよいです。それでも腐葉土よりはいいエサのようです。

11/16
石油ストーブで暖房必要な時期になる。

11/17
マットメンテナンス
糞とり、マット補給、水分調整等、計量、数確認61匹

朽木を拾って来たものをマットに加える、朽木は皮を剥いで、水に2日ほど浸し、害虫を取り除いて使用。

「籾殻飼育中止」
幼虫の元気がない、これ以上やると死んでしまうかもしれないため中止、やはり籾殻のみでは無理があったと思います。調べてみると、籾殻は発酵し難く堆肥にするには自然発酵で2〜3年、添加剤を加えても1年ぐらいかかるそうです。逆にこの発酵し難い性質を利用して、暗渠(土中の排水路)としても利用されているぐらいです。籾殻の捨て場で幼虫が見つかる場合もあるようですが、よっほど長い間放置されたものか、籾殻の下に発酵した良い餌となるものがあったのではないでしょうか。

ケースその他

●飼育ケース
予算があれば市販の飼育ケースが一番です(大きさ1匹あたり4L程度)が、衣装ケースなどを代用する方が安上がりで便利なこともあります。

・衣装ケース--¥1600
BUCKLE BOX NSK-700
外寸 幅44.5*奥行き63.5*高さ35.5 容量60L

・ストックボックス(ダイソー)--¥300
虫かごと違って、持ち運びに便利、成虫が脱走することもない、幼虫飼育にも使える、また必要なくなれば、物入れケースとして利用できる。だだし、空気穴をつける必要がある、半透明なので観賞用ケースとしてはいまいちです。

●エサ皿(ダイソー)--¥100

●とまり木(転倒防止)

●霧吹き(使い古しで十分)
ファブリーズの使い古し(拾い物) マットの水分補給
ヘアートリートメント(ミスト) 霧がきめ細かいので、成虫や卵、幼虫直にやってます。

●薄型タッパー、高さ5cm程度(ダイソー)--¥100
人工卵室用

●ミキサー(テスコムTM805M中古)--¥1400
リサイクルマットの作成(幼虫の糞を粉砕)

●電気毛布(使い古しで十分)
冬場の温室飼育、自作マット作成時の保温などに使用


●その他小物
・ふるい(幼虫の糞を選別)
・プラスチック製スプーンまたはフォーク--卵や幼虫をすくう
・デジタルはかり デジタルキッチンスケール2.0kg用 D-29 (パール金属)--¥1700
最大2.0kgまではいらないんだけど、これしかなかった、タニタ製が安いです。
ホームセンターで購入
・懐中電灯(ダイソー)--¥100
・ビニールシート(新聞紙程度の大きさ)--マットをひっくり返すのに使用、新聞紙では毎回ゴミが出るし湿気に弱い
・温度計--屋外・室内温度、マット温度の測定など
・ゴム手袋

マット

「マット選びのポイント」
幼虫飼育を前提に飼育するならば、マットは、黒っぽいカブト用の十分発酵したものを使用した方がいいです。またメスは産卵のため幼虫生育に適切な場所を探しまわるので、十分発酵しているマットほど落ち着いて産卵します。茶色っぽく成虫飼育に限定されているマットは、発酵が不十分だったり、ダニ防止に針葉樹を使用している場合があります、産卵・幼虫飼育には不向きです。

個人な考えですが、幼虫の初期ほど黒っぽく熟成した発酵したマットが良く、3齢の時には、朽木あるいは朽木マット(未発酵)を混合させた方が、良く育つようです、発酵マットだけだと、蛹化する時期が早まる傾向が見られます。

・ハイパーマット5L(マルカン)--¥500(100円/L)☆☆☆☆☆(オススメ度)
黒っぽい色で、成虫の産卵、幼虫にも向いている、成虫の落ち着きも良く、幼虫の成長も中々良い、産卵もたくさんしました。ガス抜き要。単価高いですがオススメ商品です。

・ビートルマット60L(きのこの山)--¥3000(50円/L)☆☆☆☆
広葉樹のおがを植菌によって朽ちらせて、それを特殊な設備と特殊添加剤を用いて完熟発酵させています。黒っぽい色で、インクの臭いがする、まずまずの成長です、ガス抜き要、値段も手ごろです。

欠点としては、ダニが発生しやすいことです、かと言って電子レンジで殺菌消毒は止めた方がいいかもしれません、メーカーでも進めていないようです。バクテリアが死んでしまい、青カビ生えてきたことがあります。ダニが多いため卵の孵化や幼虫初期には使用しないほうが良さそうです。酷い場合は半分だけ殺菌して後の半分を未消毒と混ぜたりしています。

・黒王60L(SAUZA)--¥2850(送料・税込)→¥2000--(33円/L)
大きな樹皮等があり、ふるいにかけるとなど1割減になるので実質(37円/L)
牛糞入ってるかもしれません、臭いが特殊で、栄養剤か何か入っているようです、成長はまずまず、ガス抜き要、値段も手ごろです。

・メガ発酵マット4.5L幼虫飼育・産卵床用(ミタニ)--¥600(133円/L)☆
茶色で成虫の産卵にはいまいち、カブトが地中を這い回り、落ちつかなかったし(再発酵したのかもしれません)、産卵した卵の量もハイパーマットに比べ少なかったです。また卵の孵化用にも用いたが、カビが発生しやすいです。カブト成虫・産卵床には向いてないです。

・メガマット4.5L成虫飼育・産卵床用(ミタニ)--¥550(122円/L)☆
薄茶色で目が粗い、卵の孵化に用いた、カビは発生しにくい。しかし、ダニが発生して幾つか卵をダメにしてしまった。もともとが成虫用なので粗く硬い部分も含まれていたので、カブト幼虫には不向き。卵の孵化にしか使えずある意味では後悔したマット。

・ダイソーのカブトムシ用マット4L--¥100均(25円/L)☆
成虫には問題ないと思いますが、ピートモスやゴミっぽいもの等混入されているので、幼虫には不向きと思われます。ダニが多かったと思います、ガス抜き要。

・再生マット
幼虫の糞を回収して、再発酵させたもの、来春使ってみようと思います。

・牛糞堆肥☆☆

牛糞堆肥のみでは幼虫が大きくならないと思います、牛糞とオガ屑や藁等で発酵させたものあるいはホダ木粉砕マットとブレンドならいいようです。ただウジが発生することもあるし、臭いや衛生上も気になるところです。注意する点としては、牛糞パーク堆肥と称するものには樹皮が混入されています、牛糞堆肥と銘打っているものでも樹皮が混入されているものもあります、樹皮は広葉樹のものでも分解発酵し難いです。また活性炭入りはダニ対策にはいいのですが、針葉樹を利用している場合もあるので、幼虫にはよくありません。よく物を選んで、牛糞堆肥と何をブレンドか検討が必要です。屋外飼育で多数飼いしている方などには向いているかもしれません。

園芸用牛糞堆肥活性炭入り30L(フ〇ミ)--¥680
オススメしません、樹皮が大量混入、ウジ大量発生

・腐葉土☆☆

腐葉土は何とも言えません、安上がりであることは確かですが、やはり完熟マットには敵いません、中には農薬も含まれる場合があるので注意が必要です。でも、1齢、2齢の時は、完熟マットより成長早い記録も見受けられます。園芸用というのは、土に近くあまり発酵が進みすぎているのかもしれません、セルロースが少ないという人もいます。
幼虫の初期は発酵の進んだ部分を好み、成長するにつれて、発酵の未熟な部分を好むということも考えられます。つまりは、植物に適するぐらい発酵が進んだものは、幼虫にはあまり向いていないとではないでしょうか。ホダ木粉砕マットや朽木を混入して使用されている方が多いです。

・籾殻
子供の頃、竹やぶに籾殻が捨ててあったところにたくさんの幼虫がいたことを思い出し、試験的に使用してみました。しかし、籾殻は堆肥になり難く、水はけもよいことから暗渠(地中の排水路)にも用いられるくらいのものです。幼虫の育ちが悪く元気が無くなってきたので途中で断念しました。幼虫に向いていないことは断言できます。竹やぶで見たのは籾殻の下に堆積した笹の葉が発酵していたのだと思います。

エサ

・サムライ16g*50(マルカン)--¥420(8.4円/個)☆☆☆☆(オススメ度)
食いつきまずまず、黒糖の臭いに誘われるみたいです。飽きずにずっと食べ続けます。

・高タンパク キングゼリー16g*15(ダイソー)--¥100均(6.7円/個)☆☆
数日は良かったがすぐに飽きてしまい、あまり食べなくなった。空ける時液だれしやすい。

・高タンパクゼリー63g*8(ファーム’S)--¥980(123円/個)
高いだけで、食いつき非常に悪かったです。説明には「越冬明けや産卵時の体力促進を目的としています・・・」など書いてますが、栄養満点のエサでも食いつき悪くてはどうにもなりません。値段にだまされてはいけません。

・果物☆☆
りんご、バナナ、桃、ぶどう等ありますが、日持ちする「りんご」が一番ではないでしょうか
バナナ、桃は食いつきはいいのですが、すぐに腐ってしまうので、臭いの元となったり、マットが汚れやすく、コバエ等発生しやすいです。

一昔前は定番だった、スイカ・メロン・きゅうり等は良くないそうです。水分が多過ぎて下痢をしてしまったり、マットがどろどろの酷い状態にもなってしまいます。また砂糖水も同様に良くないようです、カロリーが高すぎるという話もありますが、元気なくなる感じで明らかにゼリーや果物には劣っていることは確かです。

08月〜10月までの経緯

8/10日頃
小型の♂♀を採取 最初の交尾確認

最初は、適当に虫かごに入れたり、マットに籾殻使ったり、エサはバナナやりんごを使っていました。

ネット情報より、カブトは卵をたくさん産んで飼育も比較的容易であることを知り、とりあえずは卵を産むところまでやってみようということにした。

数日後の頭数そろった頃(赤カブの♂と黒カブの♀2匹を2セットを飼育)、先ずは、あまりお金をかけたくなかったので100鈞のダイソーへ飼育グッズを買いに出かけました。エサのゼリー、エサ皿、マット等購入。飼育ケースはCDケースで代用。

しばらくは、これで満足していたものの、エサにはだんだん食いつき悪くなっていくし、マットにはゴミっぽいのものも混入されていて、ダニが目だってきた。なのでこんどは本格的にホームセンターへ飼育グッズを買いに行きました。

エサは高価だけど高タンパクゼリー(ファーム’S 63g*8個で¥980円)、マットは黒いのが良いとのことなのでハイパーマット(マルカン)を購入、また卵は定期的に回収した方がたくさん産むそうなので、人工卵室を作るため浅めのタッパー購入。

高タンパクゼリー(ファーム’S)は失敗でした、食いつきが悪く100鈞のゼリーの方がまだましです、いくら栄養あっても食いつきが悪いとどうしようもないです、おそらくあまり臭いしないのが原因ではないでしょうか。ハイパーマットは高いですが非常に満足です。

8/20日頃
卵4個採取(最初の交尾より10日後)、以降1週間置きに採取、多いとき30個ぐらいあった。産卵のペースとしてはメス1匹当たり、1日〜2日に1個ぐらいの割合

マットを設定して2週間も経つと、臭いがしたり、コバエが湧いたりしてきたので、新しいのと交換、お古は天日干しして再利用する。レンジでの殺菌は、幼虫用のエサとしても使用する場合、劣化してしまいます、また青カビ生えることがあるので、注意が必要です。

産卵床としてはどんなマットがいいのか解らず、産卵床用という、ちょっと高いメガ発酵マット4.5L幼虫飼育・産卵床用(ミタニ)に変えてみる、しかしメスがやたらマットの中を動きまわっている。後で思ったが、産卵場所としてこのマットがよくないので適切な場所を探し回っていたと思われます。このマットでは、産卵も少なくなりました。ハイパーマットに戻したところ、やっぱり落ち着いて産卵していました。




9/4日頃
卵が4個孵化(最初の産卵から15日後)、以降ぞくぞくと孵化が始まる。

数日後、卵の中に幾つかカビの生えてしまうものが出で来たので、人工孵化用のマットを交換してみる。メガ発酵マットはカビが生えることがあると書いてあったので、メガマット4.5L成虫飼育・産卵床用(ミタニ)にしました。メガマットでは、カビは少なくなったが、いくつかダニによって死滅してしまったものがあります。人工孵化用のマットとしてはまずまずでした。

※今から考えるとハイパーマットを使うのが一番だったと思います、メガマットは目が粗く幼虫飼育には向いていません。また成虫が産卵したマットは孵化したばかりの幼虫に最適だそうです。

9/15日
幼虫が増えてきたので、30Lぐらいの臨時ケースを用意して飼育。

間もなく2齢になりそうな幼虫2匹がなぜかマットの上で這い回り、だんだん弱まってついには死んでしまいました、原因はわかりません。

幼虫が60匹ぐらいまで増えたので、通販でなかなかの評判なビートルマット60L(きのこの山)を購入、最初はやや牛糞みたいな臭いでしたが、ガス抜してだんだんインクの臭いになりました。

自作牛糞マットの作成、カブト用マットは高いので先ず腐葉土と米糠で発酵させたものを作成、牛糞も良いということから、牛糞も混ぜ、これをビニール袋へ入れて、ベランダにて発酵させる。




10/15日
大型の衣装ケース60Lに幼虫を移動させました。衣装ケースのマットは、成虫を飼育していた時に使ったマットとビートルマットの混合になっています、それと拾ってきた朽木を幾つか入れています。

「マットの種類別成長の実験」
・ビートルマット
・牛糞+腐葉土+米糠
・籾殻
この3種類に同じぐらいの2齢2匹を入れて実験

最後の採卵4個

10/17日
最後の成虫メス(8/17日捕獲)☆になる
捕獲してからちょうど2ヶ月生存、捕獲して間もない頃、あまりエサに食いつかなかったので、羽化して間もない成虫だったのかもしれません。一番卵を産んでくれました。

間もなく3齢になりそうな幼虫2匹がなぜかマットの上で這い回り、だんだん弱まってついには死んでしまいました、元気がなくなるにつれやや薄茶色に変化していたので脱皮するのかと思っていたら残念です。今のところ原因はわかりません、こういう状態はしばしば起きる現象のようです。どうもこれは脱皮が上手くいかなかったようです、特に頭が脱皮できないケースがあるようです。

10/17日
最後の幼虫孵化 この一匹は「太郎か花子」となずける。そう♂♀の区別ができないので、わかったらどちらかに決めます。

10/末日
メス4匹からトータルで100個の卵は取れたと思いますが、なんだかんだで、現在幼虫は60匹ぐらいです。。約20個カビ、約5匹ダニにより死滅 約10匹は孵化後ダニにより死滅 約4匹1齢から2齢になれず死滅 約4匹2齢から3齢になれず死滅、この当たりの原因も後日研究したいと思います


※それにしても写真ないとさみしいね^^;もう少ししたらUPします。

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